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News 09.05.2022 Monday

VISITS「デザイン思考テスト」1万人で検証、慶應義塾大学 岩本隆特任教授と共著「課題解決経験」と「デザイン思考スコア」の相関性に関する論文が国際学会に採択(査読あり)

-デザイン思考力は測定、育成できる時代に-
VISITS Technologies株式会社(所在地:東京都千代田区、代表:松本勝 以下、VISITS)の「デザイン思考テスト」で定量化されるデザイン思考スコアの信頼性について、慶應義塾大学岩本隆特任教授と共著として研究・投稿を行った論文が、2022年8月「The 6th World Conference on Production and Operations Management」(国際学会・査読あり)に採択・発表されたのでお知らせいたします。VISITSはデザイン思考スコアが、採用・研修等様々な場面で活用されることにより、より多くの創造力が発掘・育成され、人材の観点から日本のDXが加速されることを支援しています。

■論文概要
”Relations between design thinking scores and experiences of university students”(邦訳:デザイン思考スコアと大学生の経験に関する相関)

「課題発見力・解決策創造力」をスコアリングするデザイン思考テストのスコア有用性の実証のため、大学生受検者のデザイン思考スコアと、デザイン思考に関わる経験の有無を取得したデータ※との間で回帰分析を行いました。その結果、長期インターンなどの課題解決の実務経験、ビジネスコンテストへの参加といった2種類の経験と受検スコアとの間に正の相関が認められました。この分析によって、デザイン思考スコアの有用性が、デザイン思考的な考え方が求められる課題解決経験との相関からより強く裏付けられることが検証されました。

※事前に許諾を得た約1万人の参加者によるデータを対象とした

■国際学会「The 6th World Conference on Production and Operations Management」とは
 同会議を主宰する、オペレーションズ・マネジメント&ストラテジー学会(JOMSA)は、オペレーション戦略を含む経営における業務遂行・実施にかかわる研究・教育と実践に関連する情報交換を図り、特に、海外のヨーロピアン・オペレーション・マネジメント・アソシエーション、アジア諸国のオペレーションズ・マネジメント関連学会との連携を促進することにより、国内のみならずグローバルなレベルで、世界の学術と産業の進歩発展に寄与することを目的としています。今回、これからの企業変革を担う人材育成を支えるデザイン思考力の計測において、デザイン思考スコアが有用であるという研究結果が認められ、採択に至りました。

■慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授岩本隆氏からのコメントと今後の展開

デザイン思考力を計測したこれだけ大規模な調査は前例がありません。長期インターンやビジネスコンテスト等の実践的な経験がデザイン思考スコアと統計的有意に相関し、座学等はそれほど相関しなかった結果は、これまで経験則として感じていたことを定量的に実証しています。この研究により、デザイン思考スコアそのものについても、デザイン思考的な経験やスキルの計測に有用であると言えるひとつの論拠となりました。
デザイン思考の重要性が世の中に認知されてきた一方、その能力や成長を幅広く計測することのできる手法については今まであまり議論されてきませんでした。今回の論文によって、デザイン思考テストはその有力なツールとなり得ることが確認できました。同テストが、デザイン思考の普及発展、ひいては、多くのイノベーターの発掘や育成に寄与することを期待しています。

■VISITS Technologies代表取締役松本勝からのコメント

私たちは「創造性を科学し、世界中の誰もが社会価値創造に貢献できるエコシステムを構築する」というミッションの下、「創造力」や「センス」等を定量化する世界初の技術を開発し、イノベーションテック・サービスを提供しているスタートアップです。この度、真のDX人材を発掘・育成する「デザイン思考」のスコアの妥当性に関して学術的な論拠が実証されたことから、より多くの企業やユーザーにとって納得感をもってご利用いただきたいと考えています。本取組みを通じ、一人ひとりの可能性を最大化し、多様な価値観の共創を通じて、日本のイノベーションを加速させて参ります。
代表取締役 CEO 松本 勝

VISITSは今回の実績を基盤に国内におけるデザイン思考スコアの浸透を通じ、人材観点での DX 推進支援を目指すことに加え、海外における認知獲得も視野に入れ邁進していく所存です。

■「デザイン思考テスト」とは
 日米で特許取得済みのアルゴリズム技術により、DX推進に必要な「課題発見力」「データ活用力」「ビジネス構想力」をデザイン思考スコア®︎として客観的に算出します。現在、「DXクラウド」として、同スコアの経年変化の「見える化」を通じDX人材の育成状況を可視化、更に他社の平均スコアと比較することで、自社の相対的な立ち位置を確認することもできます。既に大手総合商社やコンサル、大手電機メーカー等、200社以上で、採用や人材育成領域を中心に導入され、月間2万人以上が受検しています。

■「デザイン思考テスト」ウェブサイト:https://design-thinking-test.com

■VISITS Technologiesについて
世界初の「創造性」や「知見」を定量化する合意形成アルゴリズム「Consensus Intelligence技術」を開発し、日米で特許を取得。2018年6月に経済産業省による次世代のユニコーン企業創出を目的としたスタートアップ支援プログラム「J-Startup」に選出されたテクノロジーカンパニーです。

【会社概要】
設立:2014年6月 (創立:2016年1月)
所在地:東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング2F
事業内容 :「創造性を科学し、世界中の誰もが社会価値創造に貢献できるエコシステムを構築する」をミッションとし、合意形成アルゴリズム「コンセンサスインテリジェンス技術」を活用した様々なプロダクトの企画・開発・運営
URL:https://visits.world

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